VRのシステム開発に必要な言語とスキル

VRエンジニアとしてシステム開発をするには、新たに何を学ばなければならないのかが気になる人もいるだろう。VRエンジニアをして活躍するための基盤になるのは使いやすい言語の習得だ。VRのシステム開発では処理速度に対する要求が大きいのが特徴で、速度重視でプログラミング言語や開発環境を選ぶのが基本になる。

VRのシステム開発ではGoとRubyが主流な言語として用いられていてElixirも利用が進められている段階だ。VRが活用され始めた初期にはPHPも使われていたが、将来性を考えるとPHPを今から学ぶのは避けるのが無難だ。PHPはGoやRubyなどに比べて処理速度が遅いので、高度化が進んでいくにつれて使えなくなるリスクが高いからである。

現状ではPHPで開発できるケースもあるが、PHPを使いたいなら入り口として捉えて、VRエンジニアとして活躍しながら別の言語も学ぶのが賢明な考え方だ。

また、VRエンジニアにはスキルとしてプログラミング以外の要求も多い。VRの開発ではCGなどのクリエイターとのコミュニケーションが重要になる。画像や映像などの技術についての知識を持っていて、円滑なコミュニケーションを取れることが重要だ。

新しい技術を生み出している会社で働くなら技術プレゼンテーションのスキルも欠かせない。技術者としてわかりやすく新規性や有用性を説明できることが求められているのである。
このような点まで考慮して成長するとVRエンジニアとして様々な現場で活躍することが可能だ。